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床材研究02

床材研究

maco's garden 【making その1】 こんな床材がほしい!

ガーデニング初心者の私にとって、皆さんのような緑豊かなベランダガーデンは憧れです。
でも、手入れが行き届かず、枯らしてしまっては元も子もない!
まずは「シンプルであまり手のかからないガーデニング」を目指そうと考えました。
そして、まず、雰囲気づくりのための「床材」を探すことから始めました。
私の希望の床材の条件はこんな感じでした。

条件1 軽いこと

約10年ごとの修繕工事(防水工事)では、ガーデニンググッズを一時的に室内などに撤収しなくてはなりません。室内に運び込める程度にしてくださいねと管理会社からも釘をさされました。作業するのは自分だし、体力もないし、軽いことは絶対必須条件!

条件2 水に強いこと

我が家のベランダには庇があるとはいえ、必ず雨が吹き込みます。水に強くて、腐りにくい材料にしたかった。 すぐに腐るようでは、コストパフォーマンスも悪いですし。それから、防水層と床材の隙間の水分は、なかなか乾きにくいので、裏面にカビが発生しやすい自然素材は要注意だなと考えました。

条件3 掃除しやすいこと

やっぱりタイルのように平面的な素材のほうが掃除しやすい。我が家は8階ですが、綿ぼこリや枯れ葉、ペットの毛、そして鳥のフンが結構舞い込んでくるんです。バークチップや玉砂利などは、フンや枯葉の掃除に手間がかかりそうだし、小粒で軽量だと、高層階では風でとばされることもあるそうです。使うなら、ちょっとだけ、アクセントにしたいと考えました。

条件4 メンテナンスが楽なこと

天然木のウッドデッキは、木目もきれいだし、足ざわりも気持ちよくて、是非使ってみたいなと思っている素材です。でも、経年変化で色あせてくるし、1年ごとに塗装をし直さなくてはなりません。私にできるかしら?この「ちょっとひと手間」がガーデニングの醍醐味ですが、自分でどこまで頑張れるか、ちょっと不安でした。 天然木は部分的に利用するか、ウソっぽいけど樹脂木などのほうが扱いやすいかなと考えました。   


候補のいろいろ

・・・ということで
        「私に向いているのは、タイルをメインにしたお庭だと考え、
        アクセントに天然木や玉砂利を部分使い」
することにしました。


maco's garden 【making その2】 床材さがし

タイルイメージ

小さな【坪庭】からチャレンジ開始です。

床材を探しに、まず、ホームセンターに行ってみました。
既製品のジョイントタイルを買ってきて、ぱっぱっと敷くつもりだったんです。

ホームセンターにはいろんな商品がありましたが、タイルが欠けていたり、安っぽかったり、気に入った柄がありませんでした。 値段は安いのですが・・・。次に、知り合いの外構屋さんに、カタログを送ってもらい、代表的なメーカーのサンプルを取り寄せました。
                                                            
    
取り寄せて分かったのですが、メーカーごとにタイルの厚さや重さが全然違うんです。
写真左  A社(右)のタイルは厚み約9mm  B(左)のタイルは20mm。 
重さもA社は1.7kg  B社は3.0kg。  B社の商品は重すぎてダメでした。
さらに、樹脂マットを比べてみると、B社(写真右)はすごく薄くて頼りない感じでした。
このマットの上に、室外機や大きな植木鉢を乗せると、防水シートが切れそうだなと
心配にもなりました。 
樹脂マット部の比較

気に入ったタイルが、きちんとした樹脂マットとセットになっているのかな?とか玉砂利を敷くために樹脂マット単品でも欲しいし・・・と考え出して、
「これはもう、タイルと樹脂マットを別々に買って、自分でDIYするしかない!」
って感じになってきました。




maco's garden 【making その3】 樹脂マットさがし

床材を自由に選ぶために、樹脂マット探しを始めました。

でも、樹脂マット単品でも別売りしているメーカーさんってあまりないんですよね。
メーカーごとに名前も違うし、検索するのが大変でした。 調べた結果はこんな感じでした。 

INAX   「納まり用樹脂マット」 定価1145円/ユニット(300角)
TOTO    2008年当時はなし
東洋エクステリア   「ベースマット」 定価420円/ユニット(300角)
イージースタイル   「ジョイントベース」 定価549円/ユニット(300角)

どの商品も、寸法が合わない部分はハサミで簡単にカットできます。
お値段と樹脂マットの断面をみて、イージースタイルの「ジョイントベース」を通販することに決めました。

他社の商品は、ほとんど300角のマットでしたが、イージースタイルの商品は、100角。
中途半端な場所にも、ほぼカットせずに敷けるし、樹脂の脚もしっかりしていて、経年変化に耐えられると判断しました。
木材を留められるように、ビス用の穴も開いているし、結構便利な感じでした。
(※イージースタイルは業者向けに、ちょっと割安で通販してくれてます。 )
樹脂マット




maco's garden 【making その4】 タイルか天然石か?

樹脂マットが決定したので、タイルでも天然石でも、好きなテクスチャーを選べるぞ!
ということで、早速、天然石のサンプルをとってみました。
天然石は、300角だと厚さがだいたい10~15mmが主流です。 
値段は、ネットでは、㎡単価3000円くらいからと、結構お手ごろなものもあります。
ただ、すごーく重いんです。 
標準的なタイルと比べると、タイル一枚あたり約1.8kg/300角、石なら約3.2kg/300角です。 
サンプル5枚頼んだだけで、運ぶのにひと一苦労。 これは無理っぽいかも・・・。
そして、致命的なことが!  前述の樹脂マットですが、ジョイントするためにクリアランスが必要とかで、300角のマットには、295mmの石しか載せられません!
石材の多くは輸入品。 サイズはもちろん大雑把ですし、300mmでカットされているので、
ただ、置くだけならOKですが、マットと接着するとジョイントするのが難しいことがわかりました。

その点、国産メーカーのタイルは、規格がだいたい295mm前後なので、
床材は国産タイルの中から選ぶことにしました。

いろいろサンプルを取り寄せて、INAXの商品をネット通販しました。
外構屋さんにきくと、いまや個人でネット通販するのが一番やすいそうですね。
ただ、選んだタイルがたまたま輸入品で、サイズがあわない!(汗) 
結局、樹脂マットの上に置いたままです。(笑) 
眺めるための坪庭なのでいいかな・・ということにしました。

天然石



maco's garden 【making その5】 maco's坪庭のまとめ

●既製品の「ジョイントタイル」や「樹脂マット」を選ぶ時は、樹脂の脚が厚くしっかりしている物を選びましょう。
●タイルの厚さ、重さにも注意。9mmくらいが標準かなと思います。 天然石はかなり重いです。
●樹脂マットを使って、DIYするときには、石材やタイルの寸法に注意です。タイルが大きすぎると、接着した時に、ジョイントできない場合があります。

 

そんなこんなで、完成した坪庭です。 玉砂利がちょっと大きすぎて、扱いにくかったです。
次は緑化です。 流木と蔦をアレンジして、アイビーでも這わせようかと計画中です。
最近は、流木もネット通販なんですね。 便利になりました。
緑化が完了したら、またご報告したいと思います。 

                       2008年11月 完成
樹脂マット イージースタイル社  「ジョイントベース」
タイル    INAX社  「アクシオン」※ベースとは接着してません
玉砂利   UNISON社  「モナークペブル」
木      杉角材にオイルステイン 
坪庭完成

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